季節は6月も終わろうとしています。
学生さんたちは新しい環境になれてきた頃でしょうか。
建築学科の学生さんは今時分は、どんな勉強をしているんでしょうか?
京都の学校に通っていた、石原さんに話を聞いてみると、
フィールドワークで京町屋に行ったりしたそうです。
京町屋ならではの変わったものがいくつかあると教えてもらいました。
その一つが「鍾馗さん(しょうきさん)」
鍾馗さんは鬼瓦よりも強いんだそう!
ご近所でもめないように正面を向いていない鍾馗さんもいるとか。
新しいものが好きだったり、プライドが高いとされる京都人の気質の為に、
お隣が鍾馗さんを出すと、知らない間にどんどん周りで鍾馗さんが屋根に乗っている。
という風に流行っていったそうです。
京町屋で大流行した「鍾馗さん」ですが、瓦屋根も少なくなってきた今では
「鍾馗さん」も少なくなっているようです。
現在では「鍾馗さん」を作っているのは、
伏見「浅田製瓦工場」の京鬼瓦師、浅田晶久さん一人だけなんだそうです。
京都の町を歩くときは「鍾馗さん」を探してみようと思います。
2024.08.07 自社について