
家づくりを考えたとき、多くの方が悩むのが「建売住宅」と「注文住宅」のどちらを選ぶべきかという問題です。
価格・手軽さ・自由度など、それぞれにメリットがありますが、実際に住んでみないと見えてこないポイントも少なくありません。
今回は、実際に建売住宅に住んでいるスタッフMの体験と、当社代表の自邸(注文住宅)との比較から、リアルな違いをお伝えします。
目次
- 建売住宅を選んだ理由
- 実際に住んでみて良かった点
- 住んでから気づいた“細かいストレス”
- 一方、代表の自邸(注文住宅)はどうか
- 建売住宅と注文住宅の本質的な違い
- 実際に感じたこと
- 後悔しないために重要なこと
- まとめ
建売住宅を選んだ理由
我が家は、一級建築士が設計した建売住宅を購入しました。
当時の希望はとてもシンプルで、
- リビング階段
- 吹き抜けは不要(寒そうだから)
- お風呂は1階
- 部屋はできるだけコンパクト
- 洗濯物は見えない位置に干したい
この条件に合う物件があったため、「これで十分」と判断して購入しました。
実際に住んでみて良かった点
■ 1階のお風呂は大正解
子どもが汚れて帰ってきても、そのままお風呂へ直行できます。
これは購入前にイメージしていた通りで、非常に使い勝手が良いポイントです。
■ コンパクトな家でも不自由はない
「広さ=快適さ」とは限らず、コンパクトでも生活自体は問題なく成り立ちます。
住んでから気づいた“細かいストレス”
■ 高天井の落とし穴
圧迫感を軽減するために天井を高くしている設計でしたが、
- 電球交換が大変
- エアコンが高所設置で掃除しにくい
- 暖房効率が悪く、とにかく寒い
見た目の快適さと、実際の暮らしやすさは別物だと実感しました。
■ 収納の“使いにくさ”
- 階段下収納 → 三角形で収納効率が悪い
- 各部屋の収納 → 2か所に分かれていて使いづらい
「収納がある」ことと「使いやすい」ことは全く別です。
■ 屋上のメリットとデメリット
ベランダの代わりに屋上があり、
- 洗濯物が外から見えない
- 布団などもたくさん干せる
という点はとても良かったです。
ただし、
- 上り下りが年々負担になる
- 子どもが小さいと様子が見えない
- 結果的に部屋干しがメインに
ライフスタイルの変化によって使わなくなる設備もあると感じました。
■ コンパクトな家ゆえの制約
- 収納不足で後から工夫が必要
- 家具を増やせない
- 大きな家具の搬入が大変
「小さい方がいい」という基準だけでは、後々の柔軟性が不足します。
一方、代表の自邸(注文住宅)はどうか
代表の自邸は、いわゆる注文住宅です。(もちろん自身で設計)
■ 大きな不満はなし
暮らしに合わせて設計されているため、ストレスがほとんどありません。
■ 広い畳リビングの使い勝手
子どもが成長しても使いやすく、長期的な視点で設計されています。
■ 暖かさの違い
冬でも裸足で過ごせる快適さ。
床下エアコンを採用しつつも、過度に稼働させる必要がない設計です。
■ あえて言うなら
玄関収納をもう少し広くしておけばよかった、という程度。
(子どものスポーツ用品など)
建売住宅と注文住宅の本質的な違い
■建売住宅
- すぐ住める
- コストが分かりやすい
- 決断しやすい
→ ただし「平均点の設計」になりやすい
■注文住宅
- 暮らしに合わせて最適化できる
- 長期的なストレスが少ない
- 設計の意図が明確
→ ただし「誰に依頼するか」で大きく差が出る
実際に感じたこと
正直なところ、
「建売でも十分」と思って選びましたが、
住んでみると
小さなストレスが毎日積み重なる
という現実があります。
- ここがこうだったら…
- もう少しこうしておけば…
そういった不満を、後から道具や工夫で補っています。
また、場合によっては
建売と注文住宅の費用差がそこまで大きくないケースもある
と感じました。
後悔しないために重要なこと
家づくりで最も重要なのは「どこに相談するか」です。
チェックすべきポイントは明確です。
- 根拠に基づいた説明があるか
- デメリットもきちんと伝えているか
- そのデメリットをどう設計で解決するか説明できるか
良いことだけを言われても、判断材料にはなりません。
特に専門知識がない状態では、見抜くことは難しいものです。
まとめ
建売住宅と注文住宅の違いは、単純な価格や見た目ではなく、
「暮らしの質」と「ストレスの有無」に現れます。
どちらが正解ということではなく、
「自分たちの暮らしに合っているか」を見極めることが重要です。
そしてその判断は、
信頼できるプロとの対話なしには難しいと感じています。
家は一度建てると簡単には変えられません。
だからこそ、最初の選択がとても重要です。