
アトリエ18には一級建築士が2人在籍しており、
日々何やら難しそうなことを言ったり、
関係ない話もしつつ明るく設計しています。
「一級建築士の資格取得は難しい」と聞きますが、実際どんなもんでしょうか?
合格率の推移と共に調べてみました。
令和に入ってからの合格率は10%程度。
少ない!というのが第一印象です。
学科試験の合格率は20~30%前後です。(*年度によって結構変動があり)
我が社の若手のホープが合格した年は、特に合格率が低く15.2%でした。
令和3年に学科試験に合格した方が周りにいらっしゃったら、
ぜひ、大げさに褒めてあげてください。
この合格率10%がこれがどれだけ難しいか、他の資格と比べてみます。
資格名 | 合格率 |
医師国家試験 | 89% |
税理士 | 12.8% |
一級建築士 | 10% |
国家公務員試験一般職 | 14.6% |
建築設備士 | 18.1% |
*年度によって変動している可能性があります。数字は大雑把なものとして下さい。
医師免許は合格率が高いですが、医学部への入学がまず難しいからだと思われます。
以上、難しいとされる資格を見てみても、一級建築士はとても難しいことがわかります。
難しいだけあって、3~4回目で合格する人が一番多いそうです。
さらに近年、合格率は右肩下がりになっています。
年齢別に見てみると、
60代以上 | 40% |
50代 | 30% |
40代 | 20% |
30代 | 10% |
20代 | 1% |
もうすぐ定年を迎えられる世代の方が多い!
大丈夫か?建築業界。
一級建築士には独占業務があります。
「一級建築士にしかできないことに、一生懸命、誠心誠意取り組む。
それが、難関試験を突破し、経験を積んだ我々一級建築士の使命だ!」
とは、仰っていませんが。
多分、そういう事でしょう。
未来の一級建築士さん、がんばれ!
今年の試験に向けて勉強されている皆さんを応援しています。