大阪府枚方市
家族構成 : 夫婦2人 子ども2人
竣工 : 2017年6月
構造 : 木造2階建て
敷地面積 : 110.80㎡(33.51坪)
延床面積 : 122.48㎡(37.05坪)
UA値 : 0.48W/㎡K
C値 : 0.8c㎡/㎡
備考 : 耐震等級3・長期優良住宅
2017年に、アトリエ18代表の渡邊(一級建築士)が自ら設計を手がけた大阪府枚方市の自邸。
坪数は約30坪、最寄駅からは徒歩15分ほど、少し上り坂が多い環境です。
家と家との間隔をとることのできない住宅街での設計は、
限られた予算とスペースの中でどれだけ工夫できるかが勝負。
土地と建物の予算バランス、子どもの学校生活、光の入りにくい土地での省エネ設計。
4人家族のリアルが詰まった、ちょうどいい省エネ住宅をご紹介します。
家づくりのスタートは、土地探しから。
我が家には小学校の子どもが2人いるので、子どもの通学や校区を最優先に考えました。
一般的な住宅街の場合は、隣の家との距離が近く
光を取り入れにくくリビングが真っ暗になってしまうのが難点です。
改善方法としては「吹き抜けをつくって1階に光を落とす」か「2階をリビングにする」の2択。
リビングを2階にすると「老後が辛いのでは?」と心配される方も多いのですが、
購入した土地は坂道が多いエリアだったので、室内の段差は
難しく考えすぎず「今、家族みんなが快適に暮らすこと」を最優先に間取りを検討。
1階に子ども部屋2部屋と寝室、2階のリビングを設けました。
省エネ住宅に欠かせない存在といえば、窓。
窓は多ければ多いほど、また大きければ大きいほどよいというものではなく、
光の入らない場所に設けられた窓はかえって部屋の中の熱を逃してしまいます。
そこで我が家では、お隣の家よりも高さのある天井部分に小さな窓を設けることで、
天井から風を通し光を落とす設計に。
家の外側には庇(ひさし)を設け、室内に入る日差しをカット。
光が入りにくい土地、窓の少ない部屋でも、夏は涼しく冬は暖かい省エネ住宅を実現します。
LDKテーマは、子どもが思いっきり遊び回れる空間。
遊び盛りの小学生と暮らしているので、現在は床も畳も傷だらけですが、
それすらも愛おしい我が子の成長の証です。
床は天然木のヒノキ、太い柱と梁はスギ、壁は漆喰を使用しています。
傷がついても、一般的なフローリングのように中の芯材が見えてしまうことはありません。
汚れても傷ついても、無垢材ならではの味がある。
おかげで「存分に遊んでもいい!走り回っていい!」と穏やかな気持ちで
子どもたちの成長を見守れているような気がします。
リビングの天井部分にある、秘密基地のようなロフト。
子どもたちがテレビゲームをして遊んでいる。
玄関の手すりには、栗の木を採用。
写真右側には、天井まである大きな下駄箱を設置した。
収納と棚のついた3.75帖の小さな子ども部屋。
小さいうちは勉強も遊びもリビングで。
大きくなったらベットと学習机を置けるように。
いつか親元を巣立っていくことを考え、空間はあえてミニマムに。
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