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2022.10.14 設計

断熱材のお話

こんにちは。
短い秋の季節を楽しもうと計画してニヤニヤしてるスタッフMです。
今回は断熱材のお話です。

家を建てる上で断熱は「大変重要」なものです。

断熱材は熱を遮断するだけではなく、家の中で快適に過ごすための役割も果たしています。

◎冷暖房費の節約
 夏は外部の熱を遮断、冬は室内の暖気を逃さない。
 これはよく言われる事ですね。

◎湿度の調節
 人が快適と感じる環境で大きく関わるものは「湿度」です。

四季のある日本では、断熱材の調湿作用で
家の寿命を延ばすという役割もあります。
健康にも影響があります。

断熱材の種類によって特徴は異なりますが、
種類別の特徴を把握しておけば、
さらに快適な環境をつくることができます。

電気代等のコストも気になりますが、
家を長持ち快適に過ごす事を考えれば「断熱材」は
素材だけではなく、しっかりと施工されている事も注視が必要です。
仕上がってしまうと施工状態がわかりません。

ご自身でも確かめたり、しっかりと信頼関係の築ける会社や、
建築士さんにチェックしてもらい大切な家を作りたいですね。

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“設計”の記事一覧

2024.04.24 設計

家の断熱性能を上げるには?

住宅の性能は少し前に比べると進歩し、暮らしやすい家づくりの為に性能のいい部材が出ていたり、気密・断熱推しで売り出している所も多いのではないでしょうか。断熱性能を気にされるお客様も増えています。そもそも断熱性能とは何でしょう?断熱性能とは、家の中の温かい空気がどれだけ外に出ていくかを数値化したものです。断熱性能にも種類があります。 Q値(熱損失係数):外壁や天井、床などの各部位の熱の逃げる量(熱損失量)を計算し、各部位の熱損失量を合計したものを延床面積で割って計算します。※換気による熱損失を考慮。UA値(外皮平均熱貫流率):住宅の内部から床、外壁、屋根(天井)や開口部などを通過して外部へ逃げる熱量を外皮全体で平均した値。※換気による熱損失は考慮せず。 Q値もUA値も小さいほど断熱性能が高いことを示します。では断熱性能を上げるにはどうしたらいいでしょうか?→A1 断熱材を性能が高いものにする→A2 窓を断熱性能が高いものにする壁から逃げる(もしくは入ってくる)熱は10~20%と言われています。それに対して窓からの熱の出入りは、冬50%・夏70%(地域によって若干の違いがあります)つまり、窓は断熱の弱点になります。性能が高い断熱材を使用するよりも窓の性能を上げた方が、ずっと断熱効果が高いと言えます。断熱性能をあげる窓の選び方はこちらの記事で紹介しています。 過去記事:窓の材質と選び方について 参考にしてみてください。

2024.01.29 設計

窓の材質と選び方について

省エネ住宅を建てる際に、とても大事なポイントである「窓」窓の選び方、設置の仕方によって家の省エネ性能に大きく影響します!今回はそんな窓についてお話したいと思います。窓は「ガラス」と「窓枠」で構成されていますが、それぞれに種類があります。 【ガラスの種類】 ①単板ガラス(低コスト)1枚だけのガラスで性能が低く、結露が発生しやすいです。②ペアガラス(中コスト)2枚のガラスで構成されており、ガラスとガラスの間に空気やガスが封入されています。③トリプルガラス(高コスト)3枚のガラスで構成されていてペアガラスと同様、間に空気やガスが封入されています。高い断熱性を持っていますが、ガラスの枚数が増えるため重くなります。断熱性能にこだわりたい方やお金に余裕のある方は、トリプルガラスをおすすめします。ある程度の断熱性能があればいい方はペアガラスがおすすめです。単板ガラスは・・・おすすめしません。ちなみにガラスとガラスの間の空間を保つために、「スペーサー」という部材がありますが、これにもアルミと樹脂があります。樹脂を選びたいところですが、防火窓だと使用できないこともあります。④Low-EガラスLow-Eガラスとはガラスの表面に金属膜をコーティングしたガラスのことです。Low-Eには放射熱を低減する効果があり、設置する位置によって「日射取得型」と「日射遮蔽型」があります。ペアガラスの場合、屋外側のガラスにコーティングすると「日射遮蔽型」、室内側のガラスにコーティングすると「日射取得型」となります。一般的には南面の窓には「日射取得型」、北・東・西の窓には「日射遮蔽型」を使用します。理由については長くなりそうなので、また別のブログにて書こうと思います。 【窓枠の種類】 ①アルミサッシ(低コスト)熱を非常に伝えやすいため、結露が発生しやすいです。アルミは強度があるため、枠が細くデザインがスッキリしています。②アルミ樹脂複合サッシ(中コスト)屋外側が耐候性が高いアルミ、室内側が熱を伝えづらい樹脂で構成されています。アルミサッシと同様、枠が細くデザインがスッキリしています。③樹脂サッシ(高コスト)熱を伝えづらく断熱性能が高い(アルミの約1000倍)アルミと比べると強度が弱く、重さがあるため枠が太くなります。この中では最も結露が発生しづらいです。 【窓が持つ役割】 窓は外部との繋がりや室内からの景色、法律上の採光等の確保や日射取得、日射遮蔽など様々な観点から、サイズや種類、設置位置などを選定していかなければなりません。省エネの観点から考えると、夏には窓から約70%も熱が入ってきて、冬には約60%も逃げていきます。家全体に占める割合を考えると、どんな窓を採用するかがとても重要です。省エネを考えるなら、「まず窓から!」アルミサッシはおすすめしませんが、アルミ樹脂複合サッシを選ぶのか、樹脂サッシを選ぶのか、家を建てる地域や予算など総合的に判断するのがベストです。

2023.11.10 設計

南向きの家がベストなのか?

南側に道路があれば  「南向きの家」  と言われます。 家を建てるにあたって、南向きの家は一番いい立地なのでしょうか? そんなこともありません。(もちろん一概には言えませんが) 単純に南向きの土地ということだけが、必ずしも良い敷地なのかと言えば、それなりにデメリットも存在します。 人気がある方角なため、土地の取得費用が若干高額になる事があります。 深めの軒、庇を設けないと夏の日差しで暑さや、床や家具の色落ち等の劣化が気になるところです。南側道路であれば前面道路からの視線も気になるところですね。 逆に北向きの家を考えてみます。北向きの家でも隣家とのスペースがあったり、北側の高い位置に窓が設けられているなど、条件が整っていれば、年間を通じて採光を取り入れやすいので、「北向きの家」でもデメリットを解消できます。 強い朝日や西日などの影響を受けることが少なく、柔らかい安定した日差しを得られるという点が北向きの家の大きな特徴です。 北向きの家についても、日当たりが良くない影響でいくつかの欠点が存在するのは事実です。しかし、この欠点に関しても取り入れる設備、2階をリビングにする等、間取りの工夫などで対処することが可能です。 南向きと比較すると、比較的費用が抑えられるという点が非常に大きなメリットです。方位の特徴にはそれぞれ一長一短あります。隣家との兼ね合いや土地サイズ等も含めてよりベストに近い設計を考える事が大事ですね。 省エネ計算を得意としているアトリエ18一級建築士事務所では、 デメリットを上手く活かし、納得できる家造りのお手伝いをさせて頂きます。

2023.10.20 設計

高気密・高断熱ってどこまで?

家を建てる時に重要視する事柄は色々あると思いますが、最近は『高気密・高断熱』を気にされる方も多くなってきたようです。『高気密・高断熱』を謳っている工務店やハウスメーカーもあり、家づくりをどこに頼むかの基準の一つにしている方もいらっしゃるとか。では、どこまで実現できればいいのか?高気密・高断熱を得意分野としてるアトリエ18の見解をご紹介します。『地域に合った基準をクリアしていれば十分』大阪ではUA値(熱の逃げやすさ)0.5程度以下であれば問題ない。とにかくUA値が低いことを謳っている所もあります。低ければ低いだけ熱は逃げにくいですが、その分熱の逃げる場所を極限まで少なくするので窓の数や大きさが小さくなります。 雪国で採用するような基準を大阪で採用する必要性があるかは、建てられる方がどの程度を求めておられるかによります。コストの面と、どのような暮らしがご希望なのか?UA値は0.4がコスパが最も良いと言われています。自社で省エネ計算をしているアトリエ18から言わせていただくと、0.4はある程度の知識・設計力がないと少しだけ厳しい。アトリエ18は単純な数字だけの話ではなく、お客様のご希望に寄り添ったご案内をさせて頂きます。

2023.10.17 設計

一級建築士、床下エアコンをつけてみた

床に出現した穴?隙間?正体は『床下エアコン』です。一般的なエアコンの他にこの『床下エアコン』『小屋裏エアコン』『全館空調』等空調の仕方があります。床下エアコンや全館空調はSNSでもおしゃれな家で紹介されているのを結構みかけます。効果はどうなんだい?コスパはいいのかい?ランニングコストはどうだい?気になることがいっぱいです。実はアトリエ18の社長は自宅を建てられる際に『床下エアコン』を採用されています。一級建築士が取り入れているんだ!それは良いに違いない。期待が高まります。ズバリ、採用理由を聞いてみました。「体感としてどんなもんか、やってみた。お客様にも説得力あるやろ」思ってた答えと違ってました。やってみちゃう所がすごい!では、実際使ってどうなのか?と、プロの見解も含め深堀します。まず、床下エアコンの取り付けには必要条件があります。 ・『高気密・高断熱』を実現できる家であること・取り付け位置が空気の流れを計算されていること社長の実験の結果【冬場】・一日中つけておけば、それはもちろん温かい・必要な時だけタイマーで付けると若干温度は下がるが、寒くない(動かずにじっとしていれば寒くなってくる程度)・トイレや脱衣洗面室、廊下は温かい(プランニングが重要)・床下エアコンの効果をしっかり発揮させようとするとコストがかかる【夏場】・冷房期は使えない(床置エアコンであれば可能) 【まとめ】・そもそも性能のいい家にしか取り付けられないので、温度の高低が少ない家になっている・コスパや利便性を考えると壁付けエアコンがいい 一般的なエアコン床下エアコン全館空調効き〇各部屋〇  廊下や脱衣洗面室×××※冬場の家での死亡現場はトイレ、脱衣室です〇床や廊下も温かく冷房は効きが悪い〇季節を問わず空調が可能効くまでが遅い使い勝手〇各部屋で設定ができるメンテナンスが各部屋で必要◎一般的なエアコンを使用エアコンが邪魔にならない直接風が当たらないので体に優しい△ 基本OFFにすることができない各部屋で温度の切り替えがし難いランニングコスト◎機器の種類が豊富な為、省エネなタイプも多数ON、OFFが自由で各部屋で調節が可能〇機器の種類が豊富な為、省エネタイプの多数全館に空調を送る為、長時間の運転が必要△基本OFFに出来ないOFFにするとダクト内に結露が発生する事があり家によくない影響も施工時のコスパ◎種類が豊富で専門知識がなくても取り付け可能〇種類は豊富間取りによって実力を発揮できるか大きく関わるので専門知識が必要で、住宅の性能もあげなければいけない△機器が少ない上に高額専門知識が必要で住宅の性能も上げなければいけないエコ◎機器の性能だけでなく、ON、OFFが自由にできるため〇ある程度長時間の運転が必要△運転し続ける 床下エアコンをお考えの方はぜひ、プロにご相談してみてください!アトリエ18では豊富な経験と知識であなたの理想に寄り添ったお話をさせて頂きます。

2023.07.18 設計

設計士の理想の間取りVol.1

アトリエ18の建築士、石原さんへのインタビューシリーズ2です。いつもインスタプランを作ってくれている石原さんに家を建てるならどんな間取りにする??を聞いてみました。プロが住みたい家ってどんなものか興味津々です。最後に石原さんオススメポイントもお伝えします。ドラクエ風にお送りしたいと思います。『設計士、石原は50坪の土地を手に入れた。』3階建   2階建   ➤平屋『リビング20帖に決定した』 『キッチンはオープンキッチンを選択』壁付け   ➤アイランド   ペニンシュラ『嫁、長男、長女がパーティに加わった』『パーティが増えたのでマツダ3を手に入れた』 『浴室に物干しを設置、物干しと行き来できる和室(3~4.5帖)を設置した』『子供部屋を2部屋、主寝室を設置した』『主寝室の広さ』5.5帖    ➤7帖    10帖『洗面は造作で作れ!!と主張した』『トイレを1か所設置した』『玄関のひさしを1m以上に設定した』という事で、石原邸の完成(ゲームクリア)です。 収納のことなど聞いてみたんですが、収納には特にこだわりがないそうです。(洗面と脱衣室のどっちかには欲しいとの事です。)石原さんがみなさんにこれはオススメしたいポイントは『ひさし』です。建築面積の関係で1m以下にすることが多いんですが、1mより大きくする方がいい!!という事です。確かに、我が家も雨が降った時にひさしが狭いなぁとずっと思っていました。玄関ドアは外側に開くし全員がひさしの中に入ることができなく、特に雨風がひどいときは結局びしょ濡れ。なるほどーと思いました。そのほか、プラン作成でもリビングの採光をメインに考えている石原さん。リビングの方位の面でも暑くなりすぎないように軒や庇(ひさし)をどれぐらい設けるか、しっかり考えるとの事でした。住んでみないとわからない事を色んな角度からしっかり考えてくれる設計士ってやっぱりすごい!と思いました。家を建てる時は、やっぱり設計士に見てもらうのが最高なんだろうと確信した日でした。

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