住宅の性能は少し前に比べると進歩し、暮らしやすい家づくりの為に性能のいい部材が出ていたり、気密・断熱推しで売り出している所も多いのではないでしょうか。
断熱性能を気にされるお客様も増えています。
そもそも断熱性能とは何でしょう?
断熱性能とは、家の中の温かい空気がどれだけ外に出ていくかを数値化したものです。
断熱性能にも種類があります。
Q値(熱損失係数):外壁や天井、床などの各部位の熱の逃げる量(熱損失量)を計算し、各部位の熱損失量を合計したものを延床面積で割って計算します。※換気による熱損失を考慮。
UA値(外皮平均熱貫流率):住宅の内部から床、外壁、屋根(天井)や開口部などを通過して外部へ逃げる熱量を外皮全体で平均した値。※換気による熱損失は考慮せず。
Q値もUA値も小さいほど断熱性能が高いことを示します。
では断熱性能を上げるにはどうしたらいいでしょうか?
→A1 断熱材を性能が高いものにする
→A2 窓を断熱性能が高いものにする
壁から逃げる(もしくは入ってくる)熱は10~20%と言われています。
それに対して窓からの熱の出入りは、冬50%・夏70%(地域によって若干の違いがあります)
つまり、窓は断熱の弱点になります。
性能が高い断熱材を使用するよりも窓の性能を上げた方が、ずっと断熱効果が高いと言えます。
断熱性能をあげる窓の選び方はこちらの記事で紹介しています。
参考にしてみてください。