
南側に道路があれば 「南向きの家」 と言われます。
家を建てるにあたって、南向きの家は一番いい立地なのでしょうか?
そんなこともありません。
(もちろん一概には言えませんが)
単純に南向きの土地ということだけが、必ずしも良い敷地なのかと言えば、
それなりにデメリットも存在します。
人気がある方角なため、土地の取得費用が若干高額になる事があります。
深めの軒、庇を設けないと夏の日差しで暑さや、床や家具の色落ち等の劣化が気になるところです。
南側道路であれば前面道路からの視線も気になるところですね。
逆に北向きの家を考えてみます。
北向きの家でも隣家とのスペースがあったり、
北側の高い位置に窓が設けられているなど、
条件が整っていれば、年間を通じて採光を取り入れやすいので、「北向きの家」でもデメリットを解消できます。
強い朝日や西日などの影響を受けることが少なく、
柔らかい安定した日差しを得られるという点が北向きの家の大きな特徴です。
北向きの家についても、日当たりが良くない影響でいくつかの欠点が存在するのは事実です。
しかし、この欠点に関しても取り入れる設備、
2階をリビングにする等、間取りの工夫などで対処することが可能です。
南向きと比較すると、比較的費用が抑えられる
という点が非常に大きなメリットです。
方位の特徴にはそれぞれ一長一短あります。
隣家との兼ね合いや土地サイズ等も含めて
よりベストに近い設計を考える事が大事ですね。
省エネ計算を得意としているアトリエ18一級建築士事務所では、
デメリットを上手く活かし、
納得できる家造りのお手伝いをさせて頂きます。