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2023.10.17 設計

一級建築士、床下エアコンをつけてみた

床に出現した穴?隙間?

正体は『床下エアコン』です。

一般的なエアコンの他にこの『床下エアコン』『小屋裏エアコン』『全館空調』等空調の仕方があります。

床下エアコンや全館空調はSNSでもおしゃれな家で紹介されているのを結構みかけます。

効果はどうなんだい?コスパはいいのかい?ランニングコストはどうだい?

気になることがいっぱいです。

実はアトリエ18の社長は自宅を建てられる際に『床下エアコン』を採用されています。

一級建築士が取り入れているんだ!それは良いに違いない。期待が高まります。

ズバリ、採用理由を聞いてみました。

「体感としてどんなもんか、やってみた。お客様にも説得力あるやろ」

思ってた答えと違ってました。やってみちゃう所がすごい!

では、実際使ってどうなのか?と、プロの見解も含め深堀します。

まず、床下エアコンの取り付けには必要条件があります。

『高気密・高断熱』を実現できる家であること
・取り付け位置が空気の流れを計算されていること


社長の実験の結果
【冬場】
・一日中つけておけば、それはもちろん温かい
・必要な時だけタイマーで付けると若干温度は下がるが、寒くない(動かずにじっとしていれば寒くなってくる程度)
・トイレや脱衣洗面室、廊下は温かい(プランニングが重要)
・床下エアコンの効果をしっかり発揮させようとするとコストがかかる

【夏場】
・冷房期は使えない(床置エアコンであれば可能)


【まとめ】
・そもそも性能のいい家にしか取り付けられないので、温度の高低が少ない家になっている
・コスパや利便性を考えると壁付けエアコンがいい

一般的なエアコン床下エアコン全館空調
効き
各部屋〇  
廊下や脱衣洗面室×××
※冬場の家での死亡現場はトイレ、脱衣室です

床や廊下も温かく
冷房は効きが悪い




季節を問わず空調が可能
効くまでが遅い


使い勝手
各部屋で設定ができる
メンテナンスが各部屋で必要

一般的なエアコンを使用
エアコンが邪魔にならない
直接風が当たらないので体に優しい

基本OFFにすることができない
各部屋で温度の切り替えがし難い
ランニングコスト
機器の種類が豊富な為、省エネなタイプも多数
ON、OFFが自由で各部屋で調節が可能

機器の種類が豊富な為、省エネタイプの多数
全館に空調を送る為、長時間の運転が必要

基本OFFに出来ない
OFFにするとダクト内に結露が発生する事があり家によくない影響も
施工時のコスパ
種類が豊富で専門知識がなくても取り付け可能

種類は豊富
間取りによって実力を発揮できるか大きく関わるので専門知識が必要で、住宅の性能もあげなければいけない

機器が少ない上に高額
専門知識が必要で住宅の性能も上げなければいけない
エコ
機器の性能だけでなく、ON、OFFが自由にできるため

ある程度長時間の運転が必要


運転し続ける

床下エアコンをお考えの方はぜひ、プロにご相談してみてください!

アトリエ18では豊富な経験と知識であなたの理想に寄り添ったお話をさせて頂きます。

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“設計”の記事一覧

2024.05.15 設計

省エネ住宅を選ばない理由は?

アトリエ18は省エネ住宅が得意な設計事務所です。省エネに関する知識と経験が豊富だからこそ、お客様の理想を現実に近づけることが出来る設計事務所だと思っています。しかし、家を建てる際に「省エネ」の重要度が思ったより高くない! →過去記事参照:家づくりで求められること 多くの方が現状の不満を「断熱性能」の低さとして挙げているのに・・・なんでやねん!という事で、憤りを覚えたので省エネ住宅のデメリットについて調べたろうやないかい。 【省エネ住宅のデメリット】 初期投資が高い------------------------------・高性能な断熱材・エネルギー効率の高い設備機器 専門知識が必要------------------------------・専門知識がある業者、設計者を探す手間 設備の取り換えが難しい------------------------------・どこでも取り扱っているわけではない と、上記の3点がデメリットとしてあるとの事。なるほど。これから家を建てたい方は興味があっても、上記のようなことを業者さんから言われてしまうと、「やめとこかな」「標準でいいか」となりますよね。そりゃ、そうだ。ではデメリットは本当なのでしょうか?アトリエ18が独断で検証してみます。【省エネ住宅のデメリットの真実】 初期投資が高い------------------------------・今は安めの断熱材も性能が上っている・環境や自分の暮らしにあわせて丁度いいものを選ぶと費用はそんなに高くない場合がある・ランニングコストが抑えられる(トータルで見ると安くなる) 専門知識が必要------------------------------・省エネを謳っている業者を探す・専門家だから安心して任せられる*業者さんを探すときに検索条件に「省エネ」も追加してみて下さい。たったそれだけ 設備の取り換えが難しい------------------------------・省エネの専門知識がある業者、設計者であれば心配ない デメリットのはずがメリットになっちゃいましたね。アトリエ18では大阪の住宅に北海道の室蘭基準を採用したりしません。お客様のご意向の元、暮らしに「ちょうどいい」を実現します。結果、思っているほど高額になることはありません。他の企業様でも、省エネに取り組んでおられる企業様でしたら、知識や事例をお持ちなので予算に対していい塩梅にしてくれるでしょうし、設備の取り換えなどのメンテナンスに関しても長く付き合っていけるはずです。その他、省エネ住宅にはこんなメリットも。・環境への配慮(温室効果ガスの排出を削減、エコな住宅)・補助金や税制優遇(省エネ住宅は国が推し進めているので補助金が用意されています。詳しくはアトリエ18や専門家まで。過去記事:「省エネ住宅の種類」も参考にしてみて下さい。)家を建てる際、ご要望は沢山あると思います。「間取り」「価格」「立地」「快適性」「耐震」「庭が欲しい」「駐車スペースは車2台分」「陽当たり」などなど。優先順位をしっかり決めて、お願いする業者を探すことをお勧めします。業者さんの決定は人柄や将来性も加味されると思いますが、その点で見たとき「省エネ」「耐震」はあきらめなくていいと思います。「省エネ」「耐震」にしっかり取り組まれてる業者さんが、ちゃらんぽらんな訳ない!まとめると省エネ住宅一択でしょう?という事になっちゃいました。企業様によっては自社仕様が高額に設定されている場合もあると思いますが、ぜひ長い目でみて一番よい方法を選択し、理想の暮らしを手に入れて欲しいです。アトリエ18は設計事務所だからこそ叶う「暮らしやすさ」×「ダサくない」を実現します!ぜひ、施工事例もあわせてみてみて下さい。

2024.05.08 設計

省エネ住宅の種類

『省エネ住宅』、今は当たり前。というぐらいに、省エネについて謳っている施工会社は多いですが、省エネ住宅って何をもっていうのでしょう?政府も推し進めている省エネ住宅について、過去の記事も併せてご覧ください。『窓の材質の選び方』『家の断熱性能をあげるには』 省エネ住宅の3つの基準 断熱・気密性能が高い家自体の断熱性能・機密性能を高めることで、冷暖房効率を良くし、地球環境・ランニングコストの面からも省エネルギー 性能の高い住宅設備給湯器やエアコン、LED照明など、性能のいい設備をいれて省エネルギーを実現 自家発電太陽光発電などを取り入れて、エネルギー作って使う。 省エネ住宅を検討する際に以上の3点からご予算や建築場所を考慮して、プロに相談しながら最適な省エネ方法を選択しましょう。 省エネ住宅には種類がある!? 省エネ住宅を建てる事は政府が推進しているって知っていましたか?政府は省エネ住宅建設を推進しており、基準に適合している住宅には補助金がでるんです! 省エネ住宅の4つの種類 長期優良住宅認定省エネ+耐震性やバリアフリー性などにも配慮され、安全・快適に長く暮らせる住宅。省エネ性能・耐震性・メンテナンス性の国基準を満たすことで認定される。 認定低炭素住宅二酸化炭素の排出量を抑えられるよう工夫された省エネ性能に特に優れた住宅。 ZEH(ゼッチ住宅)高断熱・高気密な住宅で省エネ・高効率な設備によって家庭のエネルギー消費量を大幅に抑えつつ、太陽光発電や燃料電池などによって消費エネルギーと同等エネルギーを作る。家庭での年間エネルギー消費量をプラスマイナスゼロにすることを目指した住宅。 LCCM住宅ZEH住宅と同じく、太陽光発電や燃料電池などを利用してエネルギーを作り出し、年間エネルギー消費量のぽ浦須マイナスゼロを目指すことに加え、住宅建築時、運用時、廃棄時もすべて含めて二酸化炭素の排出を抑える。住宅のライフサイクルトータルで二酸化炭素の排出量マイナスを目指す。省エネ住宅の目指す最終目標! どれも省エネ住宅ですが、どの認定を取るのか?もしくは取る事が出来るのか?こちらもプロに相談しながら進めて下さい。

2024.04.24 設計

家の断熱性能を上げるには?

住宅の性能は少し前に比べると進歩し、暮らしやすい家づくりの為に性能のいい部材が出ていたり、気密・断熱推しで売り出している所も多いのではないでしょうか。断熱性能を気にされるお客様も増えています。そもそも断熱性能とは何でしょう?断熱性能とは、家の中の温かい空気がどれだけ外に出ていくかを数値化したものです。断熱性能にも種類があります。 Q値(熱損失係数):外壁や天井、床などの各部位の熱の逃げる量(熱損失量)を計算し、各部位の熱損失量を合計したものを延床面積で割って計算します。※換気による熱損失を考慮。UA値(外皮平均熱貫流率):住宅の内部から床、外壁、屋根(天井)や開口部などを通過して外部へ逃げる熱量を外皮全体で平均した値。※換気による熱損失は考慮せず。 Q値もUA値も小さいほど断熱性能が高いことを示します。では断熱性能を上げるにはどうしたらいいでしょうか?→A1 断熱材を性能が高いものにする→A2 窓を断熱性能が高いものにする壁から逃げる(もしくは入ってくる)熱は10~20%と言われています。それに対して窓からの熱の出入りは、冬50%・夏70%(地域によって若干の違いがあります)つまり、窓は断熱の弱点になります。性能が高い断熱材を使用するよりも窓の性能を上げた方が、ずっと断熱効果が高いと言えます。断熱性能をあげる窓の選び方はこちらの記事で紹介しています。 過去記事:窓の材質と選び方について 参考にしてみてください。

2024.01.29 設計

窓の材質と選び方について

省エネ住宅を建てる際に、とても大事なポイントである「窓」窓の選び方、設置の仕方によって家の省エネ性能に大きく影響します!今回はそんな窓についてお話したいと思います。窓は「ガラス」と「窓枠」で構成されていますが、それぞれに種類があります。 【ガラスの種類】 ①単板ガラス(低コスト)1枚だけのガラスで性能が低く、結露が発生しやすいです。②ペアガラス(中コスト)2枚のガラスで構成されており、ガラスとガラスの間に空気やガスが封入されています。③トリプルガラス(高コスト)3枚のガラスで構成されていてペアガラスと同様、間に空気やガスが封入されています。高い断熱性を持っていますが、ガラスの枚数が増えるため重くなります。断熱性能にこだわりたい方やお金に余裕のある方は、トリプルガラスをおすすめします。ある程度の断熱性能があればいい方はペアガラスがおすすめです。単板ガラスは・・・おすすめしません。ちなみにガラスとガラスの間の空間を保つために、「スペーサー」という部材がありますが、これにもアルミと樹脂があります。樹脂を選びたいところですが、防火窓だと使用できないこともあります。④Low-EガラスLow-Eガラスとはガラスの表面に金属膜をコーティングしたガラスのことです。Low-Eには放射熱を低減する効果があり、設置する位置によって「日射取得型」と「日射遮蔽型」があります。ペアガラスの場合、屋外側のガラスにコーティングすると「日射遮蔽型」、室内側のガラスにコーティングすると「日射取得型」となります。一般的には南面の窓には「日射取得型」、北・東・西の窓には「日射遮蔽型」を使用します。理由については長くなりそうなので、また別のブログにて書こうと思います。 【窓枠の種類】 ①アルミサッシ(低コスト)熱を非常に伝えやすいため、結露が発生しやすいです。アルミは強度があるため、枠が細くデザインがスッキリしています。②アルミ樹脂複合サッシ(中コスト)屋外側が耐候性が高いアルミ、室内側が熱を伝えづらい樹脂で構成されています。アルミサッシと同様、枠が細くデザインがスッキリしています。③樹脂サッシ(高コスト)熱を伝えづらく断熱性能が高い(アルミの約1000倍)アルミと比べると強度が弱く、重さがあるため枠が太くなります。この中では最も結露が発生しづらいです。 【窓が持つ役割】 窓は外部との繋がりや室内からの景色、法律上の採光等の確保や日射取得、日射遮蔽など様々な観点から、サイズや種類、設置位置などを選定していかなければなりません。省エネの観点から考えると、夏には窓から約70%も熱が入ってきて、冬には約60%も逃げていきます。家全体に占める割合を考えると、どんな窓を採用するかがとても重要です。省エネを考えるなら、「まず窓から!」アルミサッシはおすすめしませんが、アルミ樹脂複合サッシを選ぶのか、樹脂サッシを選ぶのか、家を建てる地域や予算など総合的に判断するのがベストです。

2023.11.10 設計

南向きの家がベストなのか?

南側に道路があれば  「南向きの家」  と言われます。 家を建てるにあたって、南向きの家は一番いい立地なのでしょうか? そんなこともありません。(もちろん一概には言えませんが) 単純に南向きの土地ということだけが、必ずしも良い敷地なのかと言えば、それなりにデメリットも存在します。 人気がある方角なため、土地の取得費用が若干高額になる事があります。 深めの軒、庇を設けないと夏の日差しで暑さや、床や家具の色落ち等の劣化が気になるところです。南側道路であれば前面道路からの視線も気になるところですね。 逆に北向きの家を考えてみます。北向きの家でも隣家とのスペースがあったり、北側の高い位置に窓が設けられているなど、条件が整っていれば、年間を通じて採光を取り入れやすいので、「北向きの家」でもデメリットを解消できます。 強い朝日や西日などの影響を受けることが少なく、柔らかい安定した日差しを得られるという点が北向きの家の大きな特徴です。 北向きの家についても、日当たりが良くない影響でいくつかの欠点が存在するのは事実です。しかし、この欠点に関しても取り入れる設備、2階をリビングにする等、間取りの工夫などで対処することが可能です。 南向きと比較すると、比較的費用が抑えられるという点が非常に大きなメリットです。方位の特徴にはそれぞれ一長一短あります。隣家との兼ね合いや土地サイズ等も含めてよりベストに近い設計を考える事が大事ですね。 省エネ計算を得意としているアトリエ18一級建築士事務所では、 デメリットを上手く活かし、納得できる家造りのお手伝いをさせて頂きます。

2023.10.20 設計

高気密・高断熱ってどこまで?

家を建てる時に重要視する事柄は色々あると思いますが、最近は『高気密・高断熱』を気にされる方も多くなってきたようです。『高気密・高断熱』を謳っている工務店やハウスメーカーもあり、家づくりをどこに頼むかの基準の一つにしている方もいらっしゃるとか。では、どこまで実現できればいいのか?高気密・高断熱を得意分野としてるアトリエ18の見解をご紹介します。『地域に合った基準をクリアしていれば十分』大阪ではUA値(熱の逃げやすさ)0.5程度以下であれば問題ない。とにかくUA値が低いことを謳っている所もあります。低ければ低いだけ熱は逃げにくいですが、その分熱の逃げる場所を極限まで少なくするので窓の数や大きさが小さくなります。 雪国で採用するような基準を大阪で採用する必要性があるかは、建てられる方がどの程度を求めておられるかによります。コストの面と、どのような暮らしがご希望なのか?UA値は0.4がコスパが最も良いと言われています。自社で省エネ計算をしているアトリエ18から言わせていただくと、0.4はある程度の知識・設計力がないと少しだけ厳しい。アトリエ18は単純な数字だけの話ではなく、お客様のご希望に寄り添ったご案内をさせて頂きます。

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