建築士の仕事といえばまず思い浮かぶのは『設計』ではないでしょうか?
知識と経験とデータを駆使して、そこに住む方の理想を現実にしていくのが『設計する』という大事な作業。
これがなければ、何も始まりません。
設計図が出来た!めでたしめでたし。後は建てちゃって下さい。
とはなりません。
設計士の仕事はここからも気が抜けません。
『工事監理』という仕事が始まります。
これは建築士の独占業務で資格がないものは出来ません。
何をするかというと家づくりをする上で重要な指示はもちろん、本当に細かい調整や指示出しを現場を見ながら行います。
週に2,3回、完成までに多いと30回は監理作業を行います。
こんな感じで、住む方の思いとその先の暮らしを考えながら家が完成するまで「監理」を行っています。
一見気が付かないような部分でも、もし監理がしっかりされていなければ、、
「ここなんか使いにくいな、、」「なんか出っ張ってる」「なんでこんな所にこれが、、」「よくみるとちょっと不細工」などが出てきます。
それだけならいいですが、もしかすると欠陥住宅になっている恐れもあるんです。
お住いの家がなんの不自由もなく安全に使えて、ちょうどいいところに欲しい設備があるのは設計士による監理が行き届いている証拠なんです。